本日7/15から11/4まで、アメックス(プロパー)の新しい入会キャンペーンが実施されます。今までのアメックスの入会キャンペーンといえば「3ヶ月以内に○○万利用で○万ポイント獲得」といったもので、まとまった出費の予定がない場合はハードルが高くて難しい面があったのですが、今回のグリーンとゴールドカードの入会キャンペーンは最低決済額が設定されておらず、決済した分に対して10%(+9%)還元されるものとなっています。※ボーナスポイントの獲得上限額については記事内参照
なお、紹介入会の場合ですとボーナス分の+9%が+11%となりますので、よりポイントを獲得したい場合は紹介入会がおすすめです。
ちなみにSPGアメックスも12/7まで期間限定でポイントアップしております。
グリーン/ゴールドカードの基本スペックと入会特典
基本情報と入会特典を簡単にまとめましたので、以下よりご覧ください。上部のカード名が書かれているところから、それぞれの情報が確認できるようになっています。
年会費(メンバーシップ・リワード・プラス加入時) | ¥13,200(¥16,500) |
家族カード年会費 | ¥6,600 |
ポイント還元率(メンバーシップ・リワード・プラス加入時) | 0.3~1%(一部加盟店で~3%) |
マイル還元率 | メンバーシップ・リワード・プラスとANAコース(¥5,500)に加入後、ANAマイルに年間4万マイルまで1ポイント=1マイルで移行可能 その他の提携航空会社マイレージへは1ポイント=0.8マイルで可能(ANAコースへの加入不要) |
ショッピング保険 | 年間最高500万円まで |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
空港ラウンジ | 国内28空港、海外1空港のラウンジを無料利用(同伴者1名まで無料) |
手荷物無料宅配サービス | 1個まで |
プライオリティ・パス | スタンダード |
海外旅行サポート | グローバル・ホットライン |
今回の入会キャンペーンの内容
100円利用ごとに9ボーナスポイントがもらえるので、基本還元率1%と合わせて100円利用ごとに10ポイントもらえることになります。メンバーシップ・リワード・プラスに加入しており、対象店舗での決済であれば3%+9%の12%還元になります。税金や医療機関などでの支払いについては0.5%になってしまいますのでご注意ください(アメックス公式FAQリンク)
グリーンカードの場合だと、30万円決済で通常3,000+ボーナス27,000=30,000Pで最大となり、ゴールドカードであれば50万円決済が最大です。仮に20万円決済で終わったとしても、通常とボーナス合わせて22,000ポイントもらえるので、グリーンカードであれば年会費の元を大体取れると思います。
紹介入会だとグリーンで最大36,000ポイント、ゴールドで最大60,000ポイント
紹介入会の場合、通常の公式サイト等の申し込みに比べてボーナスポイントの付与量が増えますので、身近に紹介してもらえる方がいない場合は当方までご連絡下さい。※私も紹介ポイントを受け取ることになります
メンバーシップ・リワード・プラスに加入して対象のAmazonやヨドバシカメラなどで決済したら、15%還元になるのでかなりの威力があると思います。
ご希望の方は、下記のフォームもしくは、Twitterアカウントのダイレクトメッセージ(フォロー不要)までご連絡下さい。お名前はハンドルネームで大丈夫です。
アメックスの営業経由で申し込みたい方は、そちらのご紹介も可能ですのでご連絡下さい。なお、営業経由で申し込んだ場合は書面での申込となり、カード到着まで3週間ほど掛かるため、基本的には紹介URL経由でのWeb申込をおすすめしておりますが、ANAアメックスゴールドやプラチナ等のカードを申し込みたい場合は営業担当経由のほうが好条件になります。
アメックスのポイントについて
ANAマイルであれば1ポイント1マイルで移行できるのですが、グリーンとゴールドカードでは移行時に5,500円のANAコースへの加入が必須となってしまうため、コスト的によろしくありません。できるだけコストを抑えるためには、年間の移行上限である4万まで貯まったタイミングでANAコースに加入して翌年には解約する、もしくは無料でANAコースに加入できるプラチナカードにしたタイミングで移行する方法があります。ANA以外の他航空会社に移行する手もありますが、1ポイント=0.8マイルになってしまうのと、活用方法が限られてしまうので一般的にはおすすめできません。
マイル以外の使い道ですと、メンバーシップ・リワード・プラスに加入していれば、航空会社での利用について1ポイント=1円で充当できるのと、ホテルや旅行代理店での利用も1ポイント=0.8円で充当できます。それ以外の利用では1ポイント=0.5円になってしまいますが、メンバーシップ・リワード・プラスに未加入だと全ての利用が1ポイント=0.3円になってしまうので、メンバーシップ・リワード・プラスへの加入を個人的には強くおすすめします。
ポイントの有効期限は3年ですが、ポイント交換を一度でも利用するか、メンバーシップ・リワード・プラスに加入すると無期限になるため実質的に無期限と考えて良いです。私(プラチナカード保有)の使い方ですと、毎年4万ポイントはANAマイルに移行して、残りはJALの航空券を購入した際に1ポイント=1円で充当しています。アメックスが定期的に行っている限定イベントにポイントを使って申し込むのも、ポイントの価値をプライスレスにするという観点ではありだと思います。
アメリカン・エキスプレス・カード(通称グリーンカード)について
アメックスの本流(券面にセンチュリオンがある)カードで最もスタンダードなのがグリーンカードで、旅行やグルメといったT&Eの特典が少ない代わりに年会費が最も安い13,200円となっています。ポイントの項で書いた通り、Amazonやヨドバシカメラで3%還元になるメンバーシップ・リワード・プラスへの加入はマストだと思うので、16,500円と考えるべきだと思います。
この16,500円の価値をどう考えるかは人それぞれですが、まず券面にプライオリティを置く方は多いのではないでしょうか。THE AMEXという券面ですし、ゴールドやプラチナほど華美でないのは優れた点です。私はプラチナカードを保有していますが、ACカードはグリーンの券面で発行しており、TPOを考慮してグリーンを出す場面もしばしばあります。
アメックスの場合、限度額がグリーンとプラチナで異なるといったことはなく、会員それぞれの信用情報によって決定されますので、グリーンでも数百万や数千万円決済できる人はいます。あくまで色の違いは付帯サービスの違いでしかないのです。したがって、各々が必要とする特典でアメックスのカードは選べば良いのです。大層なT&Eの特典は必要なく、しっかりとしたセキュリティ、通販での3%還元(メンバーシップ・リワード・プラス加入時)、十分な決済能力(限度額)があって、アメックスのカードが欲しい方にはおすすめの1枚です。
ゴールドカードについて
ゴールドカードはある意味でプラチナより人目を引くカードです。実際のところ、プラチナカードの白色(メタルはシルバー)よりも、ゴールドのキラキラした券面のほうが目立ちますし、(そう思われたいかは別として)お金持ちだと思われやすいカードです。
特典自体は冒頭の表を参照してもらいたいのですが、いくつかT&E系の特典が追加されています。最近増えた特典で、更新時(2回目の年会費を払った際)に付与される15,000円分のザ・ホテル・コレクション・国内クーポンがあります。
対象ホテルは下記の通りです。
- ANAインターコンチネンタルホテル東京
- ザ・キャピトルホテル 東急
- ザ・プリンス さくらタワー東京、オートグラフ コレクション
- ザ・プリンス パークタワー東京
- ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
- ヒルトン東京
- 帝国ホテル 東京 インペリアルフロア
- 東京ステーションホテル
- ホテルインディゴ箱根強羅
- ハイアット リージェンシー 京都
- ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄
以前までは年会費が31,900円と高額な割に、大した特典がなかったのでおすすめしづらいカードだったのですが、この更新特典が追加されたことでだいぶ競争力が増しました。スターバックスの3,000円分のドリンクチケットも更新時に併せてもらえるので、両方とも活用できれば年会費は13,900円相当となります。メンバーシップ・リワード・プラスに加入したとしても、17,300円となり、家族カードも1枚まで無料で発行できることを考えると、アメックスのゴールドカードをかなり安く持てる気がしてきます。
グローバル・ホットラインとオーバーシーズ・アシスト
- A.海外情報サービス ※≒グローバル・ホットライン
1.旅行関連サービス
2.航空券の予約、発券、予約の再確認、変更
3.ホテルなど宿泊施設の紹介、予約、取消
4.レンタカー/リムジン・サービスの案内、予約、取消
5.ローカル・ツアーの案内、予約、取消
6.レストランの案内、予約、取消
7.ゴルフ・コースの案内、予約、取消
8.主要都市でのミュージカル等のチケットの案内
9.天気予報
10.パスポート、査証、予防接種等についての案内
11.最寄りの日本大使館、領事館の案内
12.アメリカン・エキスプレスのトラベル・サービス・オフィスの案内
13.海外キャッシング・サービス、現金自動支払機の設置場所の案内
14.カード紛失・盗難の処理、再発行の手続き
15.T/Cの紛失・盗難の処理
16.パスポート、所持品の紛失・盗難時のサポート
17.フラワー・デリバリー・サービスの手配
18.その他のカードに関する問い合わせ
19.電話による簡単な通訳サービス(ビジネス等の場合を除きます。)
20.通訳派遣のアレンジメント
21.メッセージの伝言サービス
22.医師、歯科医、病院、弁護士の紹介
- B.緊急支援サービス(ゴールド・カード会員のみ適用)※≒オーバーシーズ・アシスト
- Ⅰ.メディカル・サービス
1.電話医療相談サービス
2.病院紹介サービス
3.病院の予約および入院の手配サービス
4.テレフォン・アシスト・サービス
5.医療機関への信用保証サービスおよび資金援助サービス
6.緊急移送サービス
7.医療関連の派遣サービス
8.医療品配送サービス
9.治療経過・管理サービス
10.ご家族への緊急事態連絡サービス
11.帰国手配サービス
12.家族緊急旅行手配サービス
13.遺体送還
14.医療費用の精算アシストサービス
15.海外旅行傷害保険バックアップサービス - Ⅱ.リーガルアシストサービス
1.緊急時に弁護士を紹介いたします。
2.世界各国でネットワークを有す日本の一流渉外弁護士事務所〈日本
語・英語所在地は東京〉を電話による時間制の特別料金でご利用いた
だけます。
3.もしカード会員または有資格者が交通事故か行政手続きの違反等に
より拘留された場合、「オーバーシーズ・アシスト」センターは最高1000US
$を限度として保釈金を立替払いいたします。
4.弁護士費用として一件につき1000US$を限度としてお立替えいた
します。 - Ⅲ.その他のサービス
詳細な補償規定はこちら
よくアメックスは海外に強いと言われますが、その理由はグローバル・ホットラインとオーバーシーズ・アシストにあると思います。国際ブランド的にはお世辞にもVISAやMastercardに勝てるとは言えず、使える場所もアメリカと日本以外では少ないですが、グローバル・ホットラインは全てのアメックスカードに付帯されており、ゴールド以上であればオーバーシーズ・アシストも使えるのが大きな利点です。上記のサービス内容を見ればわかりますが、海外旅行においてはプラチナカード等のコンシェルジュと同じようなサービスをグリーンやゴールドで利用できることがわかります。勿論、国内からグローバル・ホットラインやオーバーシーズ・アシストを利用することはできませんので、国内にいるときから依頼するのであればプラチナカードにする必要はありますが。
審査について
気になる方もおられるかもしれませんので、一応審査難易度について触れておきます。明確な基準が公開されていない以上、簡単か難しいということを断じるのはよくありませんが、通常のクレジットカードと違い独特の審査である印象を覚えます。明確にクリアしていないといけない基準として「20歳以上である」というのはありますが、それさえクリアしていれば可能性があります。専業主婦/主夫についても、配偶者の年収等を申告して申し込むことが可能です。
ANAアメックスの入会キャンペーンもやってます
年会費 | ¥7,700 |
家族カード年会費 | ¥2.750 |
ポイント還元率(ANAグループでの利用) | 1%(2.5%) |
マイル還元率 | 1%(ポイント移行コース年間¥6,600への加入が必要) |
搭乗ボーナスマイル | 15% |
ショッピング保険 | 年間最高200万円まで |
国内旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
海外旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
航空機遅延補償 | 最高4万円(1回あたり) |
空港ラウンジ | 国内28空港、海外1空港のラウンジを無料利用(同伴者1名まで無料) |
手荷物無料宅配サービス | 1個まで |
海外旅行サポート | グローバル・ホットライン |
継続特典 | 1,000ANAマイル |
ANAアメックスはANAとの提携カードですので、ポイントはANAマイルへの移行しか基本的にできません。平カードであるANAアメックスの場合は6,600円のポイント移行コースへ加入しないとANAマイルにできませんが、3年間のポイント有効期限の内のどこかで加入すれば良いので、実質的な一年間の負担は+2,200円と考えることができます。ゴールドの場合は移行コースへ別途加入する必要はありません。通常の本流カードと比較すると、プライオリティ・パスといったT&Eの特典の一部が削られた他に、保険の条件が厳しくなっています。
ANAアメックスの入会キャンペーンはいつもと同じ形式
貰えるポイントの総量は多いですが、ボーナスポイント獲得の決済条件はいつもと同じ形式で、最低利用額が定められているため、まとまった出費の予定がない方には難しいかもしれません。
本流と提携カードでアメックスオファーの差があります
意外と知られていませんが、本流(センチュリオンが券面に鎮座しているグリーン/ゴールド/プラチナ)カードと、ANAアメックスやSPGアメックスといった提携カードでは、届くアメックスオファーに結構な差があります。
アメックスオファーとは、不定期にアメックスが実施するキャッシュバック(稀にボーナスポイント)キャンペーンのことです。ちょうど今、ホテルチェーンのキャッシュバックキャンペーンが来ていますが、こちらの各ホテルのはSPGアメックスには来ていなかったりします。
考えてみれば当たり前のことですが、競合他社のキャンペーンは届きません。逆に他のアメックスには来ていないマリオットのキャンペーンがSPGには来ていたりしますが、対象企業が競合やそうでないかに関わらず、提携アメックスには来ないキャンペーンというのが意外とあります(最近では家電量販店でのキャッシュバックなど)。ちなみに、本流カードの中でもプラチナだけに来るものもあったりします。
アメックスオファーのキャッシュバック額というのは馬鹿にできず、ホテル系のキャンペーンをあまり利用しない私の場合でも結構な額が還元されています。
さすがにオファーだけでプラチナの年会費である143,000円の元を取ることは無理ですが、グリーンカードでキャンペーンをフル活用したら、年会費以上のキャッシュバックを受けることも理論上可能な印象を覚えます。
紹介URLと営業担当経由の入会に今回は大差ありません
担当営業に聞いたところ、グリーンとゴールドカードにおいて、紹介URLと営業経由での入会に獲得ポイント数の差はないそうです。ANAアメックスは紹介だとマイル数が増えるので紹介がおすすめですが、営業担当経由してもANAアメックスゴールドの決済額条件が多少緩和されるだけで、総獲得可能マイル数に紹介URLと営業経由で差はありません。
※7/15 加筆しました
まとめ
今回の入会キャンペーンは、本流のアメックスカードに興味があった方にとって、貰えるポイントが多い&最低決済額の条件がないという点でとても良い機会だと思います。とりあえずグリーンかゴールドに入会しておいて、コロナが落ち着いて旅行に行くようになったらプラチナカードに切り替えても良いですしね。ちなみに解約では年会費は返ってきませんが、切り替えの場合は差額が精算されて返ってきますので、気軽に途中で違う券面に変えれます。ANAアメックスゴールドからアメックスグリーンにするというように、別券種間では無理ですのでそこはご留意下さい。