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2021年 大丸松坂屋お得意様ゴールドカードの変更点を見ていく【外商カード】

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さて、大丸の外商カードである大丸松坂屋お得意様ゴールドカードですが、2021年1月16日からサービス内容が切り替わり、新しいデザインのカードが2021年2月以降に更新される会員へ順次送られていきます。2021年1月16日以降に、新デザインへの切替を希望すれば、更新日より前に切り替えることも可能です。

駐車場優待やラウンジなどの特典は変わりませんので、こちらの記事も参照して下さい。

ポイントプログラム・年会費・券面デザイン以外は基本的に以前のものから引き継がれております。

因みに、普通カードである「大丸松坂屋カード」と「さくらパンダカード」、年会費1,100円が2,200円と倍になる予定です。外商カードではではない「大丸松坂屋ゴールドカード」も年会費7,700円が11,000円となります。

初年度無料の特典も2021年1月15日発行分までのみ適用なので、外商以外のJFRカードを作りたい方は年内のほうが良いかもしれません。リニューアル後に入会ポイント付与などのキャンペーンをやりそうですが、年会費無料は無さそうなのでそちらを重視する方は年内です。(審査に2~3週間かかるので)

外商カードに2020年11月現在 突撃可能になっています。

目次

主な変更点

1. 年会費が3,300円→11,000円へ

2021年3月10日以降の年会費支払い分から、11,000円、家族カードは1,100円/枚となります。

本会員の年会費が大幅にアップしたことに加え、家族カード無料もなくなるのでかなりのマイナスポイントです。また、年間70万円以上買い物した場合の年会費無料特典も終了するとのことです。

2. 券面デザイン変更

デザインが大幅に刷新され、縦型の券面デザインに変更されます。カード本体にVISAタッチ決済の機能が追加され、エンボスレスになっているようです。

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出典: https://www.jfr-card.co.jp/newcard/528/

(お得意様ゴールドカードだけなのかは現時点では不明ですが、)恐らく外商客だと一目でわかるように、お得意様ゴールドカードには王冠があしらわれています。

ここからは個人的な感想ですが、カード番号は提携している三井住友カードのプロパーカードのように裏面にやったほうが良かったと思います。上記のデザインでは、セキュリティコードも含めて全ての情報が表面にありますし、ゴチャゴチャしたデザインになってしまっています。

これもマイナスポイントですね・・・。(エンボスがなくなったのはプラス評価です。)

3. ポイントプログラム変更

QIRA(キラ)と呼ばれる新しいポイントが貯まるように変更されます。

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出典: https://www.jfr-card.co.jp/newcard/528/

お得意様ゴールドカードでは以前と同様に、10%の割引優待が使える上に、このQIRAポイントが100円1ポイント(1%)のレートで貯まります。以前は共存できなかったのでプラスポイントです。また、優待割引が使えないハイブランドやセールでも、こちらのQIRAポイントは1%のレートで貯まるようです。

上記の特典に加えて、年間のカードご利用額が150万円以上の場合に、5,000QIRAポイントを貰えます。この150万円は大丸松坂屋の利用だけでなく、普段のVISA加盟店での利用も対象になります。

元々、ポイントの貯まるレートは1%であったので、大きな変化はありませんが、ポイントの交換先が新たに増えるようです。

主な交換先は、Tポイント・楽天ポイント・Amazonギフト券・WAON・商品券等(現時点で交換レートは不明)で、もちろん大丸松坂屋ポイントへの移行も可能です。

これはプラスポイントのように見えますが、このカードは大丸松坂屋でしか使わないですし、大丸松坂屋以外のポイントサービスへ移行したい人もいるとは思えませんので、個人的にはマイナスポイントです。

4. カード特典追加

これは個人的に今回の変更点の中で、最もセンスがないと感じました。

「プレミアム テーブル by 招待日和」

プラチナカードやゴールドカードなどの年会費がかかるクレジットカードでよく付帯している特典です。お高めのレストランへ2人以上で行った際に1人分のコース料金が無料になる特典です。

しかしながら、実際にこの特典は使いづらいのが実情です。レストランによっては、この特典専用のコースを用意しており、お得感を感じられないのに加え、ドリンク代やサービス料は人数分掛かってしまうのでそこまで安くならないこともあります。

また、外商カードを持つような顧客は一般的に高所得層であるので、招待日和(もしくはそれに似たサービス)を使うことができるクレジットカードを別途持っていると思われます。百貨店のロイヤルカスタマー専用クレジットカードに、この特典をわざわざ追加する意味はあるのでしょうか。

以下、その他の特典です。(出典: https://www.jfr-card.co.jp/newcard/528/

  • 「大地を守る会」初回限定セット割引優待
  • 「ファッションナビプレミアム」の「ファッションタイプ診断」ご利用でノベルティプレゼント
  • 大丸心斎橋店限定「コスメダイニング」のオーダーメイド化粧品お買いあげでクリニカルエステ利用券プレゼント
  • 人間ドックを約1〜30%OFF
  • 「じぶんde エステ」初回1カ月分が最大20%OFF
  • ヘリコプタークルージングのご優待
  • 空港カードラウンジサービス(以前からあったVISAゴールドカード向けの優待はそのまま)

改悪・・・

正直なところ、おっ!と思うようなポジティブな感想は一切抱きませんでした。数か月前に、「より良いサービスの提供のために年会費を改定する」という表現を見たときから年会費を上げられる覚悟はできていましたが、想像以上に中身が微妙です。

150万円以上利用した際の5,000QIRAポイントを考慮したら、実質的な年会費は6,000円と言えますが、家族カード有料化が微妙に嫌な点です。招待日和などの使わない特典を追加するのではなく、百貨店に関連した特典を追加する、もしくは削除して年会費を安くするほうが嬉しかったです。上述したように外商顧客の大半は所謂プレミアムカードを保有していると思われますし。

そして、カードデザインです。このデザインは使うのが恥ずかしいです。

「VISAクイックリードを採用しカード番号が見やすくなりました!」との旨で宣伝されていますが、カード番号が見やすくなって良いシチュエーションなんてありますか?

年配の方がネットショッピングをする際には良いかもしれませんが、大半のユーザーには必要ないと思いますし、不正利用のリスクが上がるようにも思います。

コロナ禍での苦境も理解できますし、以前のサービスが3,300円の年会費だと破格すぎたのも理解できます。しかしながら、もう少しユーザー目線で納得のいくリニューアル内容であって欲しかったです。

(以前から突撃は出来ましたが)新規で申し込む方法が大々的になった以上、大丸・松坂屋の外商というものに対する希少性はなくなってきています。Jフロントリテイリングの戦略として、外商の門戸を広げて収益獲得チャンスを増やそうということなのでしょう。けれども、やっぱり外商顧客は”お得意様”なんですよね。

私はもうしばらく様子見をします。皆さんの感想もよろしければ教えて下さい。

※2021年3月追記

一応継続することにしましたが、やはり特典内容には不満点が残っていますので、どこまで続けるかは分かりませんね・・・

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