今日は少ネタです。まだまだ海外旅行できる見通しが立たない現状で、T&Eカードの解約やダウングレードを検討される方も多いと思います。私が確認できるアメックス・ダイナース・JCB・ラグジュアリーカードのダウングレード時の処理についてまとめましたので、参考にしていただけたら幸いです。
どのカード会社であっても、解約の場合は返金されませんので、ご留意のほどを。
AMEX:差額返金
アメックス(プロパー)の場合は、解約時は返金されませんが、ダウングレードを行った場合は差額が調整されます。例えば、更新(入会)後半年経ったプラチナカードをグリーンカードにダウングレードする場合は、プラチナの年会費6ヶ月分からグリーンカードの年会費13,200円分が引かれた58,300円が明細にマイナス表記され、当月にそれを超える請求がない場合は登録銀行口座に返金されます。3,300円のメンバーシップ・リワード・プラスに入る場合でも、このケースでは55,000円返ってくる計算になります。
これらの処理は提携カードにも同じことが言え、ANAアメックスやヒルトンアメックスなどの同一提携ブランド内に複数ランクある場合は同じことができます。別カードに変更する場合は(例. SPGアメックス→グリーンなど)、不可能ですので気を付けて下さい。ポイントに関しては、貯まるものが同じである場合は引き継がれます。(同じでないとそもそも切替えられませんが)
ちなみにアップグレードする場合も差額は調整されるので、インビなどで切替えた場合は変更前の年会費残額が引かれた年会費を請求されます。
Diners:差額返金
ダイナースについてもアメックスと同様に、ダウングレード・アップグレード両方ともに調整されます。プレミアムカードから一般カードへ落とす場合も年会費の残額が返ってきます。アメックスと同様に143,000円の年会費なので家計へのインパクトはそこそこありますね。
ケチくさい話ですが、一般カードでは航空会社マイルへの移行に際して、ダイナースグローバルマイレージへの参加手数料6,600円が必要になりますので、マイルへの移行はプレミアムカードを保有している時にやったほうが節約できます。ポイントは引き継がれます。
JCB:返金なし
JCB(オリジナルシリーズ)の場合は、私が確認した限りでは差額の返金はないようです。プラチナの年会費は27,500円ですし、そこまで痛い金額でもないので(もちろん人によるとは思いますが)なくても仕方ないのかなと思います。限度額(基本的に)やポイントに関しては引き継がれます。
39歳以下でしたら年会費無料のJCBカード W・JCBカード plus Lがおすすめですが、ゴールドに落としてもなとも思いますし、一般カードも1,375円の年会費がかかってしまうので、オリジナルシリーズで競争力が高いカードはプラチナ以上になってしまう気がします。ゴールド・ザ・プレミアは見た目がかっこいいですが、入手はインビテーションのみなのでままならないところがあります。
LUXURY CARD:返金なし(ダウングレードという概念がない)
ラグジュアリーカードの場合は、返金はありません。また、別のグレードのカードにしたい場合は、切替というものはなく一度解約して新規で申し込む形となります。審査落ちの可能性を考慮して、新規申し込みしてから解約する方が良いとは思いますが、デスクに問い合わせたら上記のように案内されました。ですので、ダウングレードという概念がなく、年会費の差額を調整するという概念もありません。
一方で、ゴールドカードのインビテーションが届き、それを受けてゴールドカードへ切り替える場合は、更新月までは追加出費なしで持つことができるようです。カード券面記載の更新月からゴールドカードの22万円の年会費を支払うということです。
まとめ
インターネット上にまとまった情報がありませんでしたので、今回の記事を書くことにしましたがいかがでしたでしょうか。もし、セゾンや三井住友カードなどの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、情報の網羅度向上の為に教えていただけると幸いです。
※上記の情報は全て私が確認した時点での情報ですので、実際何らかの手続を行う場合はご自身で確認して下さい