さて、先日アメックスプラチナカードを発行したことをお伝えしましたが、今回は家族カードのことについて深堀りしていきたいと思います。
上記の記事中でも記載しているようにプラチナカードの家族カードは非常に優秀で、本会員とほぼ同等レベルのベネフィットを得られるのですが、「その家族カードを実際どこまで発行できるのか?」という点について、アメックスに確認したので紹介致します。
妹へ発行したかったので序に聞きました
WEB上で申し込めるのは「配偶者・両親・18歳以上の子供」のみ
アメックス公式サイトでも、家族カードを申し込めるのは一親等の「配偶者・両親・18歳以上の子供」となっているのですが、”原則”という表記があります。この原則というのが肝で、原則とあれば”例外”が存在するのが世の常です。しかし、WEB上ではプルダウンメニューとなっており、一親等以外の選択肢を選ぶことは不可能です。
書面でも同様
書面でアメックスを申し込んだ場合は、申込用紙にて家族カードを同時に申し込むことができますが、ここで一親等以外の人を記載した場合はアメックスから「審査否決の手紙」と「特別申込書」が届きます。その場合は特別申込書に記入の上、返送して下さい。
特別申込書
一親等以外の人に家族カードを発行したい場合は、デスク等に問い合わせて「家族カード特別申込書」を取り寄せる必要があります。
特別申込書はWEB上にPDF等がある訳ではないので、直接アメックスの担当者と話さなければなりませんが、これを利用することで一親等以外の人物に対して発行してもらうことが可能になります。
特別申込書はこのようなフォーマットになっており、「続柄」がフリーになっています。
どこまでの続柄なら発行できるのか
担当者によると、「三親等でも四親等でも発行できて、血縁関係がない婚約者等に対しても発行が可能」とのことでした。私が直接確認した訳ではありませんが、愛人でも発行できたと言っていた方がいました。しかしながら、アメックスとしてもトラブルは避けたいので、場合によっては審査落ちになる可能性があります。(誰にでもという訳ではなさそうです)
家族会員が利用した請求に対する支払責任は本会員にあり、家族カードを渡した時点でその責任を担保しているということをお忘れなきようくれぐれもよく考えてから発行することおすすめします。特にアメックスは一律の限度額が設定されておらず、家族カードの制限をかけることもできないので、人によっては1000万円規模の支払をされてしまう可能性があります。
特別申込申請事由
申請書下部に「特別申込申請事由」という項目がありますが、その中に上限枚数を超える申込と、18歳未満についての事項があります。上限枚数を超える申込についてはやったことがないので一切わかりませんが、これによると5枚以上発行することができるケースが存在するようです。しかし、更にその下に小さい文字ですが「年会費には4枚までの家族カード会員の会費が含まれている」という旨の記載がありますので、5枚以上発行する場合は別途何かしらの金銭が必要になるのかもしれません。
18歳未満についての発行は、子供の海外留学などのケースを想定したものだと思います。これは他のカード会社でも許可してくれることがあり、割と一般的なものですね。留学以外だと厳しいかもしれません。18歳未満だと支払能力も基本的にありませんし、自制心を信じることも難しいので。
余談
ちなみに、プラチナカードのACカードの券面の色を選べることは有名ですが、家族カードの券面の色も同様に選べます。目立ちたくない等の理由があればグリーンカードの券面にして渡すことも可能です。といっても、カードの特典を利用するのであればプラチナカード会員ならプラチナ券面、ゴールド会員ならゴールドにしておいたほうが無難です。特典利用の際に支払カードが指定されているケースで券面の色が指定と異なるものだと、思いも寄らないトラブルが起きる可能性があります。
自分のACカードも同じ理由でプラチナ券面にしています。本当はグリーンにしたいのですが、金属カードに全幅の信頼を寄せることができない現状なので・・・
まとめ
結論として、「アメックスは”配偶者・両親・子供以外”でも家族カードを発行できるが、特別申込書を取り寄せる必要がある」ということになっています。家族カード発行に際して審査があるので、無条件で誰でも発行できるということではないことに注意する必要がありますが、兄弟姉妹や婚約者などの関係であれば基本的に否決されることはないでしょう。
究極的にアメックスの家族カード発行基準は、「本会員が対象の家族会員が利用した分に対して支払責任を負うことに同意していれば発行する」ということになっており、他のカード会社のそれとは異なるものになっています。この発行基準の自由さを活かして、アメックスライフを楽しんで下さい。
本日もお読みいただきありがとうございました。